Japan TeleWork Association
社団法人テレワーク協会
日本テレワーク協会は、テレワークを通じ、
調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与して参ります。
 
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テレワークの分類と特徴
【テレワークの分類】
  テレワークの実施形態は、テレワークを実施する対象者・場所・頻度により、下記のように分類できます。

@対象者の就業形態の違いによる分類
 
■雇用型テレワーカー ・外勤型テレワーカー
・内勤型テレワーカー
・通勤困難型テレワーカー
■自営型テレワーカー
■内職副業型テレワーカー
 
  A実施場所による分類
 
■施設を利用する場合
【施設利用型テレワーク】
  ・テレワークセンター(公設、私設)
・サテライトオフィス(単独利用型、共同利用型)
・立ち寄り型オフィス(スポットオフィス、
レンタルオフィス等)
【自宅利用型テレワーク】
■施設に依存しない場合 【モバイル型テレワーク】
 
  B実施頻度による分類
 
■常時テレワーク 通勤困難者など比較的長期にわたって恒常的にテレワークを行う勤務形態
■随時テレワーク 週1〜2回とか午前だけなど、実施日数や時間をあらかじめ決めないで、必要な時に随時テレワークを行う勤務形態
 
【就業形態別テレワーカーの特徴】
  ・外勤型テレワーカー
 
【外勤型テレワーカーとは】
営業マンやサービスマンなど、あらかじめ定められた勤務場所(オフィス等)以外の場所をを中心として仕事をする被雇用者のテレワーク。
【ワークスタイル】
書類の作成やメールの受発信など特定の場所に限定されることなく、自宅や立寄り型のオフィス、さらには喫茶店や車中といった場所が活用されることもあり、一般にモバイルワークと呼ばれる勤務形態をとることが多い。実施形態としては、週に1〜2回程度の頻度で営業会議や必要に合わせて自分のオフィスに行く他は、自宅から直行/直帰するワークスタイルをとる。
【メリット】
モバイルワークは、移動時間の短縮により、顧客との面談時間を増やし、顧客満足度の向上を図り、営業効率を上げることができる。更には、会社に行く頻度が週に1〜2回程度なので、個人デスクのフリーアドレス化によるコスト削減を図ることができる。
【ポイント】
営業マンに携帯用パソコンと携帯電話を持たせるだけで、直行/直帰を行ってもモバイルワークは成功しない。情報の共有化、帳票の電子化等を整備し、外部から社内の情報を入手したり、交通費等の精算処理をできるようにすることがモバイルワークを成功させるポイントになる。
 
  ・内勤型テレワーカー
 
【内勤型テレワーカーとは】
スタッフ部門の企画・人事・総務など、あらかじめ決められた勤務場所(オフィス等)を中心として仕事をする被雇用者のテレワーク。
【ワークスタイル】
仕事(業務)の内容に合わせ、勤務先のデスクに限らず、自宅やサテライトオフィスなどを含めて、その仕事を遂行する上での適切な場所と時間を自由に使った柔軟な働き方をする。
【メリット】
ITの進展に合わせ、本来のオフィスを離れて遂行できる業務の割合が増えており、最適な場所と時間を選んでの業務遂行はその効率を高めるだけではなく、新しいアイディアを生み出すことができる。例えば、自宅で行なうことが最適な業務であれば、電話などで集中力を中断される心配がないので、「業務の効率化」がはかれるだけでなく、「通勤疲労の軽減」にもつながる。
【ポイント】
内勤型のほとんどの職種では「思考する」「まとめる」「企画する」「書く」などテレワークと適合する業務が必ず含まれている。このような業務が発生したときに最適な場所と時間を自由に選んで働くことができる仕組みをつくることが内勤型テレワークを成功させるポイントになる。テレワーク導入の際、「適した職種がない」と判断するケースが見受けられるが、これは誤解である。生産現場などごく一部の部門を除いて、テレワークに適した業務は多い。
 
  ・通勤困難型テレワーカー
 
【通勤困難型テレワーカーとは】
通勤が困難な身体障害者や出産・育児・介護など、在宅勤務を中心として仕事をする被雇用者のテレワーク。
通勤困難型テレワーカーにも下肢障害などを持ち恒常的に通勤が困難なケースと、骨折等の怪我あるいは妊娠・出産・育児・介護などの理由で一時的に通勤が困難になるケースがある。
【ワークスタイル】
実施形態としては、困難さの度合いにより、必要に応じてオフィスに出向くケースもあるが、常時在宅勤務となるケースが多い。
【メリット】
働きたいと願っている身体障害者や出産・育児・介護などで通勤が困難な人々の継続雇用を可能にし、優秀な人材を確保したい企業にとっても有効な手段となる。
【ポイント】
通勤困難者は多様なケースがあるので、対象者によって最適なテレワークの実施形態を考えることが必要である。特に、恒常的や長期にわたる通勤困難者については、テレワークが可能な業務に分担を絞るとか、いつでもコミュニケーションがとれる手段を考えておくこともポイントになる。
 
  ・自営型テレワーカー
 
自営型テレワーカーとは、ITを活用して場所と時間を自由に使った働き方をしている個人事業者や個人に近い小規模事業者で、このような新しいビジネス形態を社団法人日本テレワーク協会では「マイクロビジネス(MB)」と呼んでいる。なお、自営型テレワーカーの被雇用者がテレワークを行う場合は雇用型テレワーカーに分類される。
 
  ・内職副業型テレワーカー
 
ITを活用し、主に自宅でアルバイト的な仕事を行っている人々で、育児や介護で家を離れられない女性や、リタイヤしたシニアが多く、一般的には在宅ワーカーと呼ばれている。
 
【実施場所の分類による特徴】
■施設を利用する場合
  ・施設利用型テレワーク
 
ITを活用して、テレワークセンターや立寄りオフィスなど、自宅を除いた勤務先以外の施設を就業場所とするテレワーク。
1990年代前半は、企業が設置したサテライトオフィスでの雇用型テレワークが主流であったが、後半以降は公設のテレワークセンター等での自営型テレワークが多くなってきた。
 
  ・自宅利用型テレワーク
 
ITを活用して、自宅を就業場所とするテレワーク。
2000年代になるとブロードバンドが急速に普及し、一般家庭でも高速で常時接続が可能となり、テレワークの実施場所は自宅が主流となってきている。
内職副業型テレワーカーの就業形態のほとんどは、在宅ワークである。
 
■施設に依存しない場合
  ・モバイル型テレワーク
 
ITを活用して、施設に依存せず、いつでも、どこでも仕事が可能な状態のテレワーク。
1990年後半では、モバイルPCの普及や無線でのアクセスが容易になり、雇用者のモバイル型テレワークが急速に普及している。
自営型テレワーカーは、テレワークセンターなどの施設や自宅を主な就業場所とすることが多いが、最近では、モバイル型テレワークを行っている人も多くなってきている。
 
【実施頻度の分類による特徴】
  常時テレワーク
 
テレワークを行う頻度・時間が、あらかじめ決められた勤務場所(事業場等)での勤務頻度・時間に比べ多ければ、常時テレワークといってよいであろう。
主たる勤務形態をテレワークとしている外勤型テレワーカーは、常時テレワークと呼ぶことができる。
通勤困難型テレワークは、例外的にオフィスに出かける事はあっても、通常は自宅を中心にテレワークにより仕事を行うので常時テレワークと呼ぶことができる。
テレワークを中心に仕事を行う自営型テレワーカーや内職副業型テレワーカーの就業形態も、で常時テレワークとみなすことができる。
 
  ・随時テレワーク
 
テレワークする頻度・時間が週1〜2回とか月に数回、あるいは午前中だけのように、あらかじめ決められた勤務場所(事業場等)での勤務頻度・時間に比べて少なければ、随時テレワークといってよいであろう。
内勤型テレワーカーでは、週に1〜2回以下のテレワークを中心に実施している随時テレワーカーがほとんどである。
テレワークが可能な仕事(業務)はITの進歩・普及とリテラシーの向上によって広がるため、現在は随時テレワークを行っている人でも、今後はテレワークの頻度が高まり、常時テレワークに移行することが可能である。
 
 
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